“BETWEEN US”

-私たちの「間」-

ある夜、愛犬と散歩をしながら、自分と犬の細長い影が動くのを眺めていました。そのとき、ふと「between us」という言葉が思い浮かびました。

「個」として生きる「私」と「対象」の「間」には、常に何らかのスペースがあり、その距離は、近づいたり、遠ざかったりしながら、絶えず変化していきます。

それは、物理的なスペースのみならず、心のスペースも含みます。

親密な関係になればなるほど、「間」にあるスペースが小さくなり、一体となる喜びを感じることもありますが、境界を越えた介入は、心と身体の暴力に変わることもあります。-個の尊重と信頼関係-、これこそが、「人」と「人」との「間」、すなわち「スペース」の変数になると思います。

また、「個」として生きる私たちは、自分の顔や背中を肉眼で見ることはけっしてできません。同じく、「主観」を持つ私たちが、自分の思考や心を直接知ることも実は非常に難しいと感じることはないでしょうか。そんな私たちの思考や心を、鏡やレンズのように、もっともよく映し出してくれるのは、他でもなく、自分と向き合う「他者」ではないかと思います。

20世紀の哲学者ハンナ・アーレントは、公共空間においては、人と人との「間」(in-between)があってこそ、個々人の複数性(個性)が発揮されるスペースが生まれ、また、そのスペースにある事物によってこそ、人々を繋げる共通の関心が介在され、そこから生まれる活動(アクション)が、人間(「人」「間」)の条件であるとしました。

ERIOは、「私」と「あなた」の二者が、最も心地よく感じられる距離で向かい合い、相互尊重と信頼のもとでDialogue(対話)を行うことにより、自他の理解が深まり、新たなアクションを生み、一人ひとりの充実した生の可能性を開くとともに、このような大切な者との「間」のDialogueが、三者、五者、十者、と、より多くの「間」に拡がり、世界中の「個」が尊重され、幸せに暮らせるゆたかな公共世界をつくることにつながると信じています。

-弁護士が世界を変える-

弁護士が、自己の理念・目標に即した人生設計を描き、主体的なキャリア形成を行い、自らに適したフィールドで生き生きと働き、業務効率を向上させて経済合理性を超えた活動にも費やす余裕・活力を保ち、その活動領域を社会における適材適所に広げることが、個々の弁護士の充実した人生を実現するのみならず、社会正義が実現されより多くの人びとが幸せに暮らせる世界をつくることに資すると信じています。

2022年7月22日
ERIO合同会社 代表 林 依利子

 

-BETWEEN US-
ロゴマークに込める想い

 

「向かい合う犬」

・相談者と同じ目線、同じ気持ちで向き合う良き「壁打ち」相手であり、対話者でありたい。
・日々の悩みやストレスがほっと癒されるような、やさしい気持ちを感じてほしい。
・対話を通じて未来に光が差し込み、相談者の視界が晴れていく。
・「対話」によるあらゆる未来の可能性を感じてほしい。

「BETWEEN US」

・相談者と対話者との間に、安心できる心地良い空間を提供し、あたたかい対話者でありたい。
・ERIO の理念に掲げる「対話」というスタイルであることを表現したい。

そんな思いから、ERIO のロゴマークは生まれました。
このロゴマークは、代表の理念、想いからうまれた、ERIO のコーポレートアイデンティティです。